惑星間不定期通信

小説を書いています。本や映画の感想やその他なども書きます。

「感情」から書く脚本術

「感情」から書く脚本術  心を奪って釘づけにする物語の書き方

「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方

 

人生は、いつもうまくいくとは限らない。理不尽でカオスなものだ。だから、私たちは人生の意味に構造を与えて、物語として理解する。物語の中に、迷いがちな人生の答えを、そして普遍的な意味を見出すのだ。物語の中に、人生の処し方を、他者との付き合い方を、愛し合い方を、困難を乗り越える方法を探すのだ。物語は人生の分析でなく、人生を感情的に理解させてくれるもの。それも私たちが物語を必要とする理由の1つだ。つまり、物語とは人生の暗喩であり、生きるということの設計図だと言える。