惑星間不定期通信

小説を書いています。本や映画の感想やその他なども書きます。

長編小説の書き方 二作目(反省と備忘)

長編小説2作目を書き上げました。正確には誤字脱字のチェックがまだですが、内容的には完成しましたので、記憶が新しいうちに反省を行います。 1作目を書いたときの反省はこちら。 planetarywords.hatenablog.com ■執筆速度について 構想自体は2023年の1月か…

進捗月報 2024/4月

■インプット <<本>> 佐藤究「幽玄F」 面白かったが期待値が上がりすぎてしまいラストのカタルシスを存分に味わうことができなかった。三島由紀夫の「豊穣の月」が元になっているのだが作品の方向性はだいぶ異なる。期待値が上がりすぎてしまった所以もそこに…

進捗月報 2024/3月

例年3月末から4月初にかけて体調を崩している。仕事の繁忙期と、花粉症による肉体的・精神的ストレスによるものだと思われるが、去年も4月の頭に酷い胃腸風邪になって一週間寝込んだ。今年はそうならないように活動量を抑えて睡眠時間を増やした。残業時間は…

進捗月報 2024/2月

■インプット <<本>> 米澤穂信「巴里マカロンの謎」 1月に読んだのだが感想を忘れていた。 米澤穂信の小市民シリーズがアニメ化されるということで、未読だった最新作を読んだ。前作「秋期限定栗きんとん事件」が2009年刊行で殆ど覚えていなかったのだが独立…

進捗月報 2024/1月

■インプット <<映画>> 「羊たちの沈黙」 原作小説を読んだので6年ぶりに映画版を見た。当然面白いのだが、恐怖が薄れてきたのかハンニバル博士が可愛く見えてくる。クラリスの最初の来訪で、他の囚人が無礼を働いたことで急に態度を変えるところとか必死過ぎ…

進捗月報 12月

12月は風邪を引いてインプットもアウトプットも低調だった。 ■インプット <<本>> トマス・ハリス「羊たちの沈黙 上」 映画はオールタイムマイベストに入るほど大好きだけどそういえば原作を読んだことがなかった。今のところ映画をなぞる以上の興奮はないの…

進捗月報 11月

■インプット <<本>> 「いまさら翼と言われても」米澤穂信 「ふたりの距離の概算」米澤穂信 米澤穂信の古典部シリーズを数年ぶりに読む。高校生の頃に初めて読んで夢中になったシリーズだが、今読んでも面白い。ほとんど忘れているのでもはや新鮮に読めた。 …

進捗月報 10月

■インプット <<本>> 中山由美「南極で宇宙をみつけた! 生命の起源を探す旅」 朝日新聞記者による南極内陸調査隊の同行取材記。資料としてはまさにドンピシャで求めていた情報が満載だったのだが、内陸調査隊に内定もしていないのに訓練にアポ無しで押しかけ…

進捗月報 9月

■インプット 学びの多い月だった。 まずは落選した賞の評価シートが返ってきたので、他人から見た自作の良し悪しを知ることができた。詳細は下記の記事に書いています。 planetarywords.hatenablog.com 次は下記のライターの方の記事。文章を書く(書き始め…

二次選考で落選した賞の評価シートが返ってきました

2次選考で落選したノベル大賞の評価シートが返ってきました。 評価シートは、文章力やオリジナリティなどの6つの項目に対するA~Cの3段階評価と短評で構成されています。 具体的な内容に関しては転載を禁止されているので、概要の説明と反省をしたいと思い…

進捗月報 8月

8月は半分くらい体調不良で臥せっていた。「夏バテ→風邪→盆休みで病院に行けずこじらせる」のコンボをここ数年繰り返している。ようやく治ってきたが未だに抗生物質を飲んでいるので完治していない。早く涼しくなってほしいが9月過ぎても暑いという予報を聞…

フィクションの感度

連休は体調を崩したものの、普段よりまとまった時間があったので映画や小説やゲームを鑑賞する時間をとることができた。 映画「RRR」、小説「三体(第一巻)」、ゲーム「グノーシア」を最後まで見通した。どれも世間での評判が高く僕も期待していたが、思っ…

進捗月報 7月

■アウトプット planetarywords.hatenablog.com 久しぶりに進捗月報以外の記事を書いた。 この記事は新しい書き方のアプローチを意識していて、「あえて書かない」ようにしてみた。仕事だとコミュニケーションの齟齬を最小限にするために伝えたいことは全て書…

No better than

息子の3歳児健診に行ってきた。 保健所には息子と同じくらいの大きさの子どもがたくさんいた。みな同じ月齢なのだから当然だ。そしてこれも当然ながら、月齢が同じでも発達度合は同じではない。 ふだん保育園で同じ年の子たちを見ても比べたりはしないのだけ…

進捗月報 6月

6月は肉体的にも精神的にも不調で、インプットもアウトプットもほとんどできませんでした。5月末まで仕事が多忙でその疲れを引きずったまま梅雨が到来し、参ってしまったみたいです。相変わらず低調のままですが、無理のない範囲でインプットをしています。 …

進捗月報 5月

応募していた新人賞に二次選考で落選していました。応募していたのは去年書いた長編で、前の記事で別の新人賞に落選していたものです。 落選作を別の賞に使い回すことの是非については色々議論がありますが、前に応募していた賞は途中選考の過程が明かされな…

進捗月報

諸々の進捗を月単位で書くことにしました。理由は後述します。 いつまで続くかはわかりません。 ■アウトプット <<小説>> 1月くらいからプロットを作り始め、いま荒い粗筋と主要な登場人物一覧ができたという感じです。 南極を舞台にした話になる予定で、内陸…

ウェディング小説を書きました

ひとつ前の記事にも書きましたが、友人の結婚式で配るウェディング小説を書きました。新郎新婦ともに互いに大学のサークル同期で、僕も同じサークルに所属していました。結婚式への招待とともに「ウェディング小説を書いてくれないか」というオファーを新婦…

2022年振り返り

前回のエントリーがネガティブな記事でしたが、前向きに来年を迎えるために2022年を振り返ろうと思います。 2022年をざっくりまとめると以下のとおりです。 1月 Azure資格取得 2月 虚無 3月 進撃の巨人読む 4月 香川旅行 5月 岐阜旅行 長編小説書き始め 6月 …

新人賞に落ちていました

落ちていました。最終選考に残らないどころか選評すら貰えず。 本気で受賞すると思っていました。どこからそんな自信が出てきたのか、落ちた今となっては笑うしかないですが。受賞は無いまでも最終選考くらいには確実に残るだろうと思っていました。過去の受…

長編小説の書き方(反省と備忘)

先日、長編小説を書き上げました。 文字数は約95000字、原稿用紙換算で285枚です。これまで僕が書いた単一の作品としては最長になります。一般的にどれくらいの長さから短編・中編・長編に分かれるのか明確な基準があるわけでは無いですが、長編小説の新人賞…

もし我々が彼のように飛べたのなら 『トップガン マーヴェリック』

目覚ましい大ヒットで巷を騒がせている『トップガン マーヴェリック』である。 久々に劇場に行き鑑賞したのだが噂に違わず大傑作だった。ぼくがハリウッド映画に求めているもの、いや、『映画』に求めているものが全て詰まっていた。あまりに素晴らしすぎて…

1年半かけてプロジェクトマネージャ試験に合格した

情報処理技術者試験「プロジェクトマネージャ」に合格しました。タイトルの通り勉強を始めたのが2020年の年始頃だったので1年半ほど掛かっています。とはいえ実際に勉強していた時間は4ヶ月ほどだったのですが…この理由は後述します。準備期間が短ければ短い…

佐藤究『テスカトリポカ』 虚構を現実に、現実を虚構たらしめるもの

テスカトリポカ (角川書店単行本) 作者:佐藤 究 KADOKAWA Amazon 大傑作である。 第165回直木賞、第34回山本周五郎賞同時受賞。 受賞したこと自体はこの作品の凄さを物語らない。殆どの直木賞受賞作なんて文学史からすれば大したことのない作品ばかりだ。本…

Oriental ShoemakerのARANを購入しました。

planetarywords.hatenablog.com 前回の記事で何を買うべきか悩んでいると書きましたが、購入してしまいました。 Oriental ShoemakerのARANです。 oriental-shoemaker.com どうですか? 我ながら素晴らしい靴だなあと思います。 公式インスタグラムで「イギリ…

ほしい靴は何か、そして何を買うべきか

いきなりですが革靴に限らずファッションというものは結局のところ自己満足なのではないでしょうか。 合コンや初デートならともかく、他人の服装をジロジロと細かい点まで見ることはしないでしょうし、他人からどう見られるかなんてそんなに気にしないでしょ…

革靴のことを語ろう「REGAL TOKYO サイドゴアブーツについて」

今日も革靴について語ります。所有する靴について語るシリーズ。前回はベタでしたが今回はちょっとマニアックです。3年前に購入したREGAL TOKYOのサイドゴアブーツを紹介します。 写真はこちらです。後ろにみかんのダンボールが見切れてたりラグがボソボソだ…

革靴のことを語ろう「Tricker's MALTONについて」

友人に革靴を勧めていたら自分の中で革靴熱が再燃してしまった。だいたい革靴は秋〜冬にしか履かないので夏は熱が冷めているのだけれど… 前回の革靴について語った記事はこちら。 planetarywords.hatenablog.com 前の記事では結構間違ったことを書いていたり…

シン・エヴァンゲリオンの感想(の感想)

注意!この記事はネタバレしかありません。 シン・エヴァンゲリオンを見ました。 結論から言うと非常に楽しめました。SNSではネタバレを過度に配慮する風潮があり「面白かった」と言うだけでもネタバレ警察が出動する始末。それも「本当にエヴァはまともな作…

誰にも求められていないことを語ろう、Nizi Projectについて

(パフォーマンスを見終えて) J.Y.Park「踊っている時ダンサーみたいです」 花橋梨緒「(誇らしげに)はい、ずっと小学校2年生から今まで8年間、本気でダンスをしてきました」 J.Y.Park「僕の話は褒め言葉ではありません」 (梨緒の顔から笑みが消える) J.…